シュタイナー教育をベースに、
一人一人の子どもと保護者を大切にしています。
教育の8つの特色
1心と体のバランスの良い育ちを促す
シュタイナー教育
ももの家の教育の大きな柱がシュタイナー教育です。オーストリアの思想家ルドルフ・シュタイナーによる人間教育で、人間の本質の捉え方や成長への見方に特色のある、人智学に基づいた心と体のバランスの良い教育を目指しています。親子で安心できる環境の中、異年齢のたてわりグループにより自然素材を使った芸術活動などを行います。幼児期の早期教育を行うことなく、一般に行われている号令型の一斉保育とは異なる取り組みをしています。
*「人智学」とは、人間は肉体だけの存在ではないと捉え、物質主義を否定し、人間の意識や精神の進化を求め、人間の生きる道を追求していく考え方の学問です。情操教育のひとつです。
2成長を豊かに促す環境づくりは
リーベラルスタイル
ももの家の教育環境の整え方の基本姿勢で、シュタイナーの考え方を日本の生活に合わせたものです。「愛をもって自由に生きる」という想いを、ドイツ語のリーベ(愛)とリベラル(自由)とに託して名づけました。愛情を感じることができる子どもは、安心して生活し、心も健やかに成長します。この考え方のもとに、地球環境にも子どもの身体にも優しく安全な教育環境を整え、保護者の成長とともに、教育を実践できる環境づくりに努めています。
3自主性を育てる保育方針の
ピラミーデ教育法
子どもの自主性を育てるオランダ政府教育機構が開発した幼児教育手法。幼児教育には4つの要素が重要としています。それは「やる気」と「働きかけ」、「心理的な愛着」と「心理的な距離感」です。支援することと見守ることのバランスを大切にして保育を行います。「自分で考えて決断できる力を養うこと」を大切に、小グループ活動やコーナー遊び、子どもの生理的リズムに寄り添った時間差昼食など、様々な場面に導入しています。
4落ち着いて生活できる家庭的な
ホーム活動
年上への模倣から成長する縦割り活動を取り入れています。乳児は、愛着形成が未熟なまま集団保育に入ります。そこで、子どもが安心して生活に入れるよう、小グループによる家庭的異年齢保育を軸に、馴染みの持てる保育者担当制として園内での愛着形成を促しています。また、3歳児以上は、生活が安定する8月からの2ヶ月間に、学び合いの力を伸ばす異年齢の小グループによる毎日のホーム活動を取り入れ、自律へと促していきます。
5無添加で安全にこだわった
毎日の食育推進
安全で安心できる美味しい食事を提供しています。子どもたちに提供する毎日の給食やおやつは、安全な水、無添加の素材や調味料にこだわり、四季折々の地域の旬の食材を使って手作りしています。主食は、玄米や小麦、麦、五穀や十五穀豊穣米、もちきびなどを使用しています。一人一人の発達段階に応じて、栄養士と提携して食育指導計画を作成。毎日の食事機会を通じて、食べられることや食事作りをしてくれる人々に感謝する子どもを育みます。
6創造性を豊かに育む多種多様な
芸術活動
夢中になる芸術教育で創造性を豊かに育みます。3歳から、にじみ絵であるアントロポゾフィ水彩画や自発性を引き出す身体表現のオイリュトミーに取り組みます。音楽は、リズム感を育むリトミックや各種の本物の打楽器に親しみます。また、レミソラシの5つの音階であるペンタトニックの美しい童謡を唱和します。伝統文化は、和太鼓や茶道に取り組むほか、体育活動として、感覚統合運動プログラムやキッズサッカーを行っています。
7スキンシップを大切にした
乳児保育
まだ話せない0歳児とのコミュニケーションを丁寧に行いたい。そのため、ベビーサインとベビーマッサージを通じたコミュニケーションを導入。ベビーサインは、手指を使った簡単なジェスチャーで乳児とコミュニケーションする方法です。おっぱい、おむつ、ねんねやだっこなど、様々な種類があります。また、ベビーマッサージは、乳児に安らぎをもたらし、その心地よい刺激が乳児の心や体、脳の発達に良い影響を与えると考えられています。
8地域と共に年間を通じて行う
保護者支援と連携
地域の保護者とともに歩んでいます。入所する子どもの保護者の意向を受け止め、子どもと保護者の関係の安定維持に配慮し、個別懇談会や保護者会、保護者懇談学習会など様々な機会を通じて、私たちの専門性を生かした支援を行っています。また、地域に開かれた子育て支援の拠点となるよう保育園機能を地域に開放し、子育てに関する相談や支援の機会を確保しながら、子育て家庭の交流の場の提供と交流促進に努めています。